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恋妻家宮本のmakotakuのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
3.8
2020.12.18
Amazonプライムにて観賞

全くの初見
プライムのお勧めで見つけたので見てみた。

学生時代に出来ちゃった婚をした夫婦の27年後の物語

家族の形が変化する中で
夫婦がお互いの存在を改めて想い直すストーリーなのは理解できる。

ただ、妻が夫に対して「不安」に感じていた内容が ふんわりし過ぎていて肩透かし感がある。

きっと、世の男性達は妻の目線なんてそもそも寄り添う事すら出来ないので 脚本にも描けなかったのかも。

反面、実行されなかったとは言え、夫の「不定行為」に及ぶ事への敷居は低く描かれている。
結果、しなかったのだから…未遂は無いのと同じの扱い。

夫婦の関わりは 千差万別だが
「人となり」の点で裏切る種があるのなら、無かったことにして 円満解決のエンディングで良かったのか…。

男性目線の自己満足作品なのかも…っと、エンドロールを眺めながら感じた。

夫婦はもっともっと
互いの「悪」を引き受けながら 共同生活を継続していく物で、「優しさ」を分け合う事で 過去を上書きしながら乗り越えられるものなのかも。

俳優さん達の演技は素晴らしかった。
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