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恋妻家宮本のtakerattaのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
3.6
ヒット作脚本で著名過ぎる、遊川和彦先生の、脚本で、
初監督作品。原作は2013年に日本経済新聞社出版より刊行された、重松清先生の「ファミレス」(2013)。
映画化は、2017年。同時期に、過保護のカホ子も手がけていた。

主人公の大学生時代を、工藤監督の息子さんの、工藤阿須加さんが演じる。

なお、「恋妻家」の熟語の読みは、KOISAIKA.

脚本家は、登場人物にこだわり抜き、とことん芝居にコミットするスタイルで、どの演者も遊川先生の作品で腕を上げ、名を上げた方々。

切なくも儚く思う恋心を、漱石を引用してどうなるの?!と少しエンディング前は焦りましたが、

実によいストーリー。
正解の無い世の中の人生をもがくからこそ、大変だし難しいしすれ違う私たち現代を生きる者たちへの、アンチテーゼのような、エンディングソング。

古く懐かしいはずなのに、一周回って新しく感じる、心に染みる作品。

お気に入りになりました。

人生、buddyが居るって、大切な事なんですね!
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