ねぎ地獄

裸足の季節のねぎ地獄のレビュー・感想・評価

裸足の季節(2015年製作の映画)
4.0
🎥あらすじ:
両親を亡くした5人姉妹、ソナイ、セルマ、エジェ、ヌル、ラーレは祖母と叔父と共にトルコの保守的な風習が残る田舎町に暮らしている。慕っていた学校の先生がイスタンブールへ引っ越すことで泣いていれば彼女を励ますお転婆だけど優しい姉妹たち。
遊びたい盛りの少女らしく、男子たちとふざけあっていると周囲の人々から不健全な行動として注意されてしまう。
少女たちの純潔を守るため、祖母と叔父は彼女たちを家に閉じ込める。唯一家から足を踏み出すのはお見合いか結婚式の時。
古い慣習、外界との接触がない日々、彼女たちが選んだそれぞれの決断とは…?

✍️感想とその他メモ:
鑑賞から数日…すごく好きなのに言葉に出来ず。

純潔、おしとやかに、男性には近づくな、露出する服装はだめ、家事は上手であれ。
監視と抑圧に支配されてしまう彼女たちの姿は辛かった。
それでも様々な挑戦を試みる希望を捨てない姿、そして美しい映像と自然にとても救われました。
私の中ではマイルドにハードモードという相反する言葉で表現したくなる作品。
儚く美しい少女の葛藤、少し心に余裕があるときにまた観たい大切な作品になりました。
ねぎ地獄

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