複数回行ってその文化の多彩さと人々の温かさに触れたトルコだが、一方でいつの時代だよ！と突っ込みたくなるこんな話も現実の一つであると改めて知り、もしここに産まれていたら自分や自分の知る人たちにはどのような人生が待っていたのか？と考えると憂鬱になる。若い女性というだけでひたすらに人生に干渉されるという「かの地においては日常」という点だけでも正直(男性の目から見てもなお)鬱陶しいのだが、この話ではそれに加えて単なる鬼畜である叔父の存在が輪をかけて不快で、最初美しく描かれていた5人姉妹の周囲がどんどん薄汚れて行ってしまうのが観るに堪えない...作品としての出来はよいのだが内容があまりに受け付けなかったのでこの点数。
