ジュリアン・ジャロルド監督の作品はとっても好きだから観るのが楽しみで仕方なかった。"英国王のスピーチ"の6年後、ジョージ6世の娘エリザベスが19歳になったときの物語。同い年ということで彼女の目線や感じ方をとても意識させられた。
この作品の見所はエリザベスのたった一夜を精妙に描いていることだと思った。1945年のイギリスのオシャレな街並みや音楽、色鮮やかな衣装を纏う人々に埋もれながら彼女は初めて自由を謳歌させる。見るもの全てに胸をときめかせる表情が何とも可愛らしかった。私も滅多に送れない特別な時間を共に過ごせたような気分になれて幸せ。ラストもとても良くて笑顔になっちゃった。
エリザベスの素敵な一晩を描いた映画
