ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

エリザベス女王が19歳の王女時代に、非公式に一夜の外出を許された実話を基に、次期女王としての自覚と覚悟の芽生えが描かれた本作。

全く期待はしていませんでしたが、想像以上に面白かったですね。全体的にはほんわかとして柔らかく、やや退屈に感じてしまうが心は温まる。そんな印象を与えるエリザベス王女のちょっとした冒険記でした。

妹のマーガレット王女と言えば『ローマの休日』のモチーフになったとされているが、本作では自由奔放でコミカルに描かれている。それに対し、サラ・ガドンが演じたエリザベス王女は気品に溢れ、対照的な2人が織り成す一夜の物語はとても魅力的。併せて『ローマの休日』や『英国王のスピーチ』等を観るのもまた違った楽しみ方のひとつですね。実話をベースにしたフィクションなので、やや展開は強引だがそこまで違和感はないですし許せる範囲。良作だとは思います。