ああ、群青いろってこうだったよな、と言う重さエグさ炸裂の作品。
ほぼ追い詰められた人しか出てこない。
編集で捻る映像効果も楽しいし、全く退屈はしなかった。

ただ廣末パートの過去のやつ必要だったのかな？とは思った。
ダリーの話に集約させるか、ダリーの話と廣末の過去話が意味的にシンクロするとか？

ただあの車内の撮り方は凄い。
全体的に画の作り方が面白い。

フィルメックスにて。

この世界の歪み。
その中で生きる者たちの狂気。
人は最初から狂うのではなくて、選択や決断、その連続の中でミスをして、悪い事態になった結果、狂っていくのだと思う。
何の解決にもなってないのだけど、希望がある……のかな？という映画

お前らはハンディキャップを背負って生きてるんじゃない、アドバンテージを得て生きているんだ。

間違っていたとしても、これが俺の選択だから。

尺が長くてテンポがゆっくりなので、やや退屈だった。