ジャン・レノ演じるアル中おじいちゃんの孫(パリっ子)が田舎で過ごすつかの間のお話。最初は何の娯楽もないトコに急に連れてこられて文句タラタラなのだが、、、。ひと夏の成長物語、あるいは、父と娘の話。
フランス…といえばそのお国柄について、私は辻仁成の日記から情報を得ることが多いです（笑）…向こうはなんでも離婚率めっちゃ高くて、だからまだ未成年の子どもはお母さんとお父さんの離れた家を行き来することになる。この映画に出てくる子たちもまさにそんな境遇。こんな環境下ではやく大人にならざるを得ない子どもたちはいっぱいいるのだろうなと思う。そしてそんな両親や大人たちを見て成長すれば、こんな風になるんだろうなぁと、、日本で日本人として暮らす自分との感覚の違いを楽しむ(？)ことが出来た。
ただ、自然に対する人間の気持ちというものは普遍的なものだ。だから、舞台が南フランスのド田舎であろうと、その景色とおじいちゃんの暮らし方に心から共感する、そして感動した。
ま、末っ子の男の子の可愛らしさに八割方持ってかれちゃったけどな✩
