あまのうずめ

プロヴァンスの休日のあまのうずめのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)
3.6
祖母のイレーネに連れられてプロヴァンスに向かうアドリアン、レア、テオの三兄弟。母エミリーは祖父ポールと確執があり三兄弟は一度も祖父に会ったことが無かった。エミリーは仕事でカナダに滞在する為祖父母に預けられ2カ月過ごすことになる。


▶︎保存していた今作をブルーレイ整理の為再鑑賞。ジャン・レノがおじいちゃん役を演じることになるとは、当たり前だが時の流れを実感した。

ネットも繋がらず自然が満載な生活に馴染めないパリっ子の3人。ありがちな都会人の田舎への適応、偏屈な祖父との交流に夏の恋と鉄板ではあるが何故かホッコリし、祖父には楯突くも聾者の弟テオには優しいアドリアンとレアの姿と、祖父母の別な一面を知った時の眼差しに心が和む。

ジャン・レノのキャスティングが無ければもっと平凡に終わったかも知れないが、プロヴァンスの風景や生活の魅力と相まり魅力的な作品となっていた。