私の師匠エリック・ロメールと、唯一無二の推しジャン=ピエール・レオーがどちらも役者として共演しているだけで見る価値ありすぎる。
初ジャック・リヴェットがこの作品で良かったのかどうか分からないが、数日間かけて鑑賞。
とりあえずこの長尺を数日間かけたとはいえ見終えた自分に★5をつけていいかな？（なんて自己中なんでしょう、この作品をつくったメンバーに★5を贈るべき。ありがとうございました！）
パリは狭いから実際に知り合いや有名人によく遭遇するらしいんだけど、この作品もまさにそんな感じで、関わりないと思っていた人達が関わりはじめるし、最初は変な人だと思っていたけど相手を知っていくうちにだんだんと愛着が湧いてくるところがとても好きだな……
最初の数時間は正直しんどかったけど、終わった頃には続きがみたいと思えてくるから凄い。
またしても英語字幕だし途中疲れて字幕追ってないところがあるため色々理解しきれていないけど、以下なんてことない備忘録（長い）👇
●Episode 1 / FROM LILI TO THOMAS（約90分）
劇団員がすごい体勢でストレッチしてる（顔が見えない）冒頭から、「なんかやばい映画を見ているな…？」と思ったがこれはまだ序の口で、10分後くらいから始まる稽古風景がやばすぎた。
言葉を喋らず（単語レベルでポソポソ喋ってはいたけど…）、吠える、鳴く、叫ぶ…などなど原始的行為をしながら絡み合うパートが数十分続く。映画館で見ていたら発狂していたかもしれない。
でも「……そろそろ限界ッ！」ってなるタイミングで良い具合にジャン=ピエール・レオーのパートに切り替わるからなんとか耐えられた。
1時間経つとだいぶ落ち着いたトーンになって見やすい。ジュリエット・ベルト可愛い…
●Episode 2 / FROM THOMAS TO FRÉDÉRIQUE（約110分）
前編のような狂ったパートなくて見やすい〜と思っていたら、後半にしっかりあった。
とはいえ複数の物語が比較的バランスよく展開されていくので、このあたりからようやく物語として楽しめてくる。
稽古シーン、ずっと横たわっている女性の顔付近に椅子やら一輪車を持ってくるの危なすぎて見ていてヒヤヒヤした。
ジュリエット・ベルト可愛すぎる。赤が似合うな〜…。
割と役者に近づいて撮るので、レオーの顔や髪の毛のドアップがたくさんあって嬉しい！
●Episode 3 / FROM FRÉDÉRIQUE TO SARAH（約110分）
きたー！私の師匠エリック・ロメールと世界一可愛いレオーが夢の共演をしておられる！このために見始めたといっても過言ではない。
初っ端からハイライトきちゃって残りどうしよう……と躊躇したけど、ジュリエット・ベルトのパートも多くて面白かった！
レオーが寝てるシーンのある作品多い気がするんだけど、やっぱりどの監督もあの可愛い子の寝顔が見たいんでしょうか？
であれば私と同じですね…本当にありがとう。
●Episode 4 / FROM SARAH TO COLIN（約105分）
このあたりから、それぞれ分離されていた各パートが交差し始める。といってもまだほんの少〜しだけなので、Episode 5 以降でもうちょっと深く絡みあってくるのだろうか…。
●Episode 5 / FROM COLIN TO PAULINE（約90分）
レオー好きな人はとりあえずEpisode 3と5を見てほしい。ポーリーヌに愛を告げる練習してるレオー可愛い…。ジャムとクッキーをニコニコ笑顔で食べてるレオー可愛い…。
カラフル演劇チーム（そんな名前じゃない）がいよいよ照明と音楽付きで本格的な練習に入っていて感動したし（この長尺の意味を理解したような…）、稽古場の外での姿もたくさん描かれていて段々愛おしくなってきた。
●Episode 6 / FROM PAULINE TO ÉMILIE（約100分）
だんだんとサスペンス色が強くなってくる。
各パートが深く絡みはじめて、「あ〜こことここで繋がるのか〜」と、長い時間見てきたからこそ面白い。
ところで…トーマスが沢山出てくるこのEpisodeをちょうど見ている時に、マイケル・ロンズデールの訃報に接し、とても悲しくなってしまった…。優しそうな表情が素敵な俳優。
寂しいな……。
●Episode 7 / FROM ÉMILIE TO LUCIE（約100分）
この作品には赤が至るところに散りばめられているけど、真っ赤の帽子を被っていたフレデリックが赤について「怒り」だと言及する。
コリンとサラの大事そうな会話のシーン、ところどころ字幕が抜けていたんだけど、なんて言っていたんだろう…泣
●Episode 8 / FROM LUCIE TO MARIE （約70分）
ここで……終わるのか………
