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ドラゴン・フォース 聖剣伝説のMyのレビュー・感想・評価

1.9
最近は映画の見過ぎだろうか、痺れるような快感や極度の興奮状態に陥ることがなくなってきた。
江戸時代、お香を楽しむ奥方は素敵な香りをより一層楽しめるよう、くさやを食したとされている。
今の私に必要なのは「くさや」なのかもしれない。
そう思い立ち、記念すべき301本目のマークにこの『ドラゴン・フォース』を選んだ。
アマプラ見放題終了間近の本作の監督はなんと『コマンドー』のマーク・L・レスターである。
ここまで事前に調べてから視聴を開始した。
開始30秒で登場するドラゴンに柏手を打った。CGもかなり出来がよく、ヌルヌルとした動きはなかなかリアル
人口30人ほどのキャメロット。景色はめっちゃいいが、普通に限界集落である。
没したアーサー王の後釜を巡るお話であり、プロットは悪くない気がする。
全体的に人手が足りない。手下は後半で使い回すため、序盤では殺されず小走りで引き下がっていく。
基本的にツッコミどころが多い。
ランスロット、ずっと剣研いでる。
円卓の騎士が無駄死にしまくる。見せ場を作ってやれ。
「今だ!」「まだよ」「今だ!!!」「外したわ」なんなんだよ。
マーリンが躁鬱病。「うわぁああ私なんてもうダメだぁぁあ」と叫んだと思ったら、「鎖よーーー解けよ!」と言いながら力尽くで手錠引きちぎった。魔法は?
衣装や意匠は優れており、そこら辺はファンタジー好きとしてそこそこ楽しめた。そこに予算使いすぎたのかもしれない。
ドラゴンの登場時間が存外に長く、サメウォッチャーとしては嬉しい限り。
決して良くはないが、そんなに悪くはない。程よく笑えていい映画だった。途中で1回寝たが。
「くさや」の機能も果たしてくれたように感じる。
次は何を見ようか。
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