馮美梅

背徳の王宮の馮美梅のレビュー・感想・評価

背徳の王宮(2015年製作の映画)
3.0
李氏朝鮮第10代の国王で暴君で有名な燕山君と彼によって父親が逆賊として捕らわれた女性ダンヒが復讐するために、1000人の女性の中の1人として王宮に入り、ウンピョンに選ばれるために秘技を習得する。

この原題は「간신(かんしん)」と言って、王のそばで実権を握り、王を操ろうとする臣下の事。上記の物語の中で燕山君のご機嫌を取り、実権を握るイム父子。

この時代(というか日韓併合になる前まで)基本的に王宮に入るとすべて王の女ということになる(大奥は違う)んだけど、1000人、とてつもないです。もう娘を売る親がいたり、無理やり連れて行かれたり、乳飲み子をのこして強制的に連れて行かれる人など数知れず。そしてただ1人の王を喜ばせるために、様々な事を訓練する(主に夜の営みに関する事)

その中で、凄惨なことが行われたり、燕山君の暴君ぶりが色々紹介されます。恐ろしいですよね。燕山君の事やこの時代の事を少し知っているとそれなりに楽しめる作品であります。

エロいシーンも結構あります。残虐なシーンも結構あります。しかし、この時代も今の時代も韓国って基本的に変わらないのかなぁ~とか思ったりしながら観ました。
馮美梅

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