揺籠ふぃるす

悪魔の館の揺籠ふぃるすのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の館(1896年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

『メアリー女王の処刑』(1895)をどう位置づけるかにもよるけど、こちらも世界最古ホラー映画の一つ。

長らくロストフィルムと化していたが、1988年ニュージーランドのフィルムアーカイブより発見。

米Wikiを参考にした。
蝙蝠から姿を変じるメフィストフェレス。魔術によって大釜を出現させ、使い魔を召喚。2人で釜から美女(ホムンクルス的な?)を創造する。

メフィストフェレスが姿を消すと、2人の騎士が登場(追手か?)。使い魔が、背中を突付いてちょっかいを出す。振り返る2人の背後に使い魔は瞬間移動し、恐れをなした1人は遁走。

1人残った騎士の前でベンチが移動するポルターガイスト現象をおこす。ベンチに骸骨が腰掛け、驚く騎士が切りかかると蝙蝠に姿を変え、メフィストフェレスにへんげし、召喚された幽霊4人に襲いかかられ騎士は昏倒。意識朦朧のなか、新たに美女を召喚、騎士は一瞬で恋に落ちるが、美女が年老いた魔女へと姿を変え、さらに四人に増えた時、仲間の1人が戻ってくるが再び逃走(何しに来たお前)。

メフィストフェレスと騎士は対峙し、騎士が十字架を振りかざすと、悪魔は去るのだった。

マジシャンだった彼がフィルムに封じ込めた魔法に1世紀またいだ今でも魅了される。
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