スペクター

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのスペクターのレビュー・感想・評価

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5作目の大成功でトム・クルーズの信頼を勝ち取ったクリストファー・マッカリーが初めての監督続投。

イーサン・ハントというよりトム・クルーズがどこまで無茶なアクションに挑めるかのドキュメント的要素が出てきた。

ロンドンでのビルからビルに跳び移るシーン、足の指を骨折しても撮影を続ける根性。
本来俳優が危険なアクションをスタント無しでやることはプロデューサー側が許さないからほとんど出来ないが、トムは自分がプロデューサーで俳優だから阻むものが無い。何でも出来てしまう。

本作は思いついたアクションを成立させるために話を作り、それをつなげていくっていうやり方らしいけど、やはり違和感のある箇所がちらほら。パリのパーティー会場に潜入するためだけに高度7620m上空から落下するの?とか思っちゃったけど、そんなことCG使わずできちゃう訳だから映画にとってはプラスか。
3作目で任務より、愛する人を救うためが行動原理になっちゃってたと言ったけど、今回は終盤核爆弾を止めないと、愛する人ジュリアが真っ先に死ぬことになる設定だから、多少湿っぽくなっても問題無い。その後、手に汗握るアクションが待ってる。
ヘリチェイスも凄いし、しまいに体当たりするし、見せ場はバッチリ。またしてもトムは世界を救ったのでした。
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