ちろる

ビヨンド・ザ・サーフェスのちろるのレビュー・感想・評価

ビヨンド・ザ・サーフェス(2014年製作の映画)
3.7
サーフィン=解放
サーフィン=祈り
サーフィン=学び
それは波に乗りながら地球と対話して、自分自身がかけがえのない地球の一部だと気がついて、教会に行かなくても自分の神がなくても、海を聖地として心を癒すことが出来、海辺に出かけることが社会を学ぶことにもなる。
インドの女性にとって「海」がとんでもなく遠いところにあり、それは女性蔑視と直接的に繋がっていることをこの作品で知った。
押しつぶされて怯えながら生きているインドの女性たちにとってサーフボードを立つことが自分が1人で生きていく自信とも繋がるという。
そんな単純なものか?と疑ったけれど、サリーをきた彼女がサーフィンを終えた後の笑顔はたしかにその通りだった。

目的はサーフィンをする事ではない。
サーフィンをやったその先にあるものを見つけること。
サーフィンと向き合った後の新しい自分に対面する事。
最近海に行けないので(サーファーではない)この手のドキュメンタリーを観ることが多いのだけど、サーフィン、スキューバなどこの手のスポーツを社会貢献にする人たちのエネルギーは半端なく、時々神々しいほど美しい。
ちなみにこのドキュメンタリーの語り部となるサーファーの女性たちはビジュアル的にもとてとお美しくて、長谷川潤ちゃんみたいな美女もいたので、重く考えず美しい映像を観たいという点でもオススメのドキュメンタリー。
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