ガブXスカイウォーカー

ビームマシンで連れ戻せ テレポーテーション大作戦のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.5
宇宙に憧れる子供たちの視点でベルリンの壁崩壊(1989年11月9日)を描き、SFドラマにしてしまうセンスが素晴らしい。
それに主人公のリケちゃんが魅力的である。姉御肌で同級生の男の子ヨナタンとファビアンを子分にしてとても凛々しい。優等生のオリバーがテレポーテーション大作戦の邪魔をしてくると、誘惑するふりをして、口にガムテープを貼って縛り上げてしまったりもする。とても10歳とは思えない切れ者ぶりだ。もうリケちゃんを見ているだけで大満足。
今作は低予算で82分の小品だけど、元気いっぱいな子供たちの姿を楽しめる良作である。