わこつ

セントラル・インテリジェンスのわこつのレビュー・感想・評価

4.7
観る前はシンプルなコメディ映画かなと思ってたけど、いざ観てみると主体はコメディながらサスペンスあり銃撃戦ありの本格的なコメディ・アクション映画。
ドウェイン・ジョンソンの迫力に負けず劣らぬケヴィン・ハートの演技も圧巻。

前半はアメリカ流のおげれつシーンがちらほらあってこの先ずっとこうなのかと心配していたら、その心配をかき消すようにどんどんケヴィンがドウェインの策略によって騒動に巻き込まれていき、後に引けない状況になっていく。
「乗るか降りるか?いや、もう乗ってる。」は名言だと思う。

事態はCIAやドウェイン&ケヴィン以外の人間をも巻き込み、誰が悪人で誰が善人なのかよくわからぬまま混沌と深い霧に包まれていく。
そんな中でもギャグには手が抜かれておらず、元イジメっ子のオフィスに行きガラスをベタベタ触るシーンは思わず声を出して笑ってしまった。

そしてお決まりのシーンもありつつ霧は晴れて、最後はスタッフからの「人と比べず、自分を磨け」という全ての人達に向けられたメッセージと、NGシーン集で幕を下ろす。
ドウェイン・ジョンソンの振り幅とケヴィン・ハートの凄さを感じることが出来た素晴らしいコメディ映画。
おげれつなシーンが苦手な人は序盤だけなので大丈夫ですよ。
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