カナノシ

名探偵コナン 純黒の悪夢のカナノシのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)
4.1
警察庁へ侵入しデータを盗み出した何者かを追う公安警察の安室。それを察知し、追跡するFBIの赤井。三者による激しいカーチェイスの末、犯人の乗る車は大破し海の中に消えていった。
翌日、コナンら少年探偵団は阿笠博士とともにリニューアルオープンした東都水族館へ遊びに来ていた。
そこで記憶を無くした女性と出会う。
彼女を介抱すると共に、記憶を取り戻す手伝いをする子供達。子供達の純粋さに女性は段々と心を許していく。
一方その頃、世界各地で「黒の組織」を探っていたイギリス・カナダ・ドイツの潜入捜査官が次々と殺害されて行く。
なんと、警察庁から盗まれたデータは各国の諜報員らのリストであった。
彼らを守るため、何としてもリストデータを取り戻す必要がある。
安室・赤井は秘密裏に行動を起こす中、コナンもまた「黒の組織」に立ち向かうのであったーーーな話。

劇場版コナンシリーズチャレンジ21本目。
これもうアクション大作やん…
徹頭徹尾アクションに全振り、そしてそれが成功している傑作。
ほとんど劇場版しか追っていないものの、ある程度主要キャラだけは押さえてたのでこの評価ではあるが、まったく原作(漫画・アニメともに)を見ていない人は「メインになってる大人たち誰?」ってなるはず。これはファンのための映画かな。

ただそれでも安室と赤井がひたすらにカッコいい。彼らだけガチのハードボイルドやってる。コナンの映画だからもちろんコナンも活躍するのだが、こんなん見せられたら推さざるを得んよ…
ずっと連続してシリーズ観てきてちょっと疲れたかなって時にコレでしょ?かー!やられた…

最後までこの劇場版シリーズチャレンジのやる気が再燃した、そんだけアツい一本だった。

子供達との友情とその結末。安室・赤井の活躍。ほろ苦い甘さはハマダのチョコレートボンボンのごとし。
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