出版社にお勤めの夢想家、ランジュ氏が犯した犯罪を、同伴の恋人が回想形式で語る犯罪劇…であるが、下町のドタバタ喜劇と現代悪の権化のような社長との対比が印象的な作品。クライマックスの長回しのテクニックが…
>>続きを読むジャン・ルノワール監督作品。
出版社で働く主人公ランジュは、殺人事件の犯人として恋人のヴァランティーヌと共に逃亡しており、国境手前の宿屋でこれまでのいきさつを語るが・・・という話。
主人公が殺人事…
近所の人々が寄ってたかってワイワイやってる感じがとても好い。石畳の狭い小路の建物の中にある階段を上り下りする様子を外から映したりして、がちゃがちゃした空間をみせてくれる。それとトランジションがちょっ…
>>続きを読む倫理的に言えば「いや殺しちゃダメだろ!」なんだけどバタラの「自分を悪と思ってない最もドス黒い悪」っぷりが半端ではないのでしょうがないか……とも思わされる。
ランジュと再開した時のバタラの顔面が真っ白…
今の自分にとっては「何も刺さらない」「得るところが無い」というだけで。そういう人生の糧になる「撮れ高」というか。スミマセン、屁理屈こねまわして。常に「アタリ」映画を引くわけではないのです。ただし選択…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
【メモ】
バタラ社長を殺すシーンの「意図的な左側への180°パン」という「記述的」ではない方法が当時画期的であったと言われるのは、ぐるっと無人の舞台背景を映すことで、スクリーンを、現実をその中に作る…
ストーリーも今となっては単純だけど語り口がいいのかサラッと見ることできる。悪役も殺されるほど憎まれるという描き方でもないし意外性や盛り上がりがあるとかということもない。だけどやはりカット割りとか撮影…
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