小説家を夢みて雑誌社で働く男と、個性豊かな周りの人間たちによる物語。基本的に誰かと誰かが会話するショットがワンカットで繰り広げられ、それが数珠繋ぎみたいに展開していく。そんな調子のいいリズムから、終…
>>続きを読む冒頭、国境近くの安ホテルに殺人容疑で指名手配中の男と連れ添いの女が入ってくる。ロビーで駄弁っていた人々は好き勝手に議論をする中、女が現れて、夢見がちで温厚な小市民ランジュ氏が殺人を起こすまでの顛末が…
>>続きを読む多幸感。出版社のオフィスとアパートの中で人が行き来することで映画を創り出している。中庭からクレーンカメラで窓の向こうの人を追うショット、犯罪が実行されアパートの空間の中で完結し囲い込まれるくだりの円…
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これが1936年制作なのかと思うと、ルノワールの手腕に改めて驚かされる。まず、誰かが殺され、ランジュ氏が犯人であると初めから分かっており、その真実が回想されるという導入部分から既に物語へ引き込まれ…
うわぁ ... ... 人情噺だぁ。犯罪ミステリーなのですが、笑ってしまうシーンもちりばめられていて、楽に観られる。終盤の怒涛の物語が、緻密なカメラワーク映像と大胆なカット割りでシンプルに展開され、…
>>続きを読む超絶ブラックな出版社!からのほのぼのにぎやかな下町風情の古きパリ〜全開。
根っからの性悪社長とピュア男作家だけどやるときゃやるぜっ、てな主人公とインドシナ引きずってる大家のじさまやら、天然の黒髪乙女…