だい

ランジュ氏の犯罪のだいのレビュー・感想・評価

ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)
2.5
ルノワール作品にしては珍しく、真面目な小市民の視点のお話。

とにかくランジュ氏がいい人。
年増女(失礼)に言い寄られて恋に落ち、
骨折でベッドから動けない友人のために看板をはがし、
西部劇の執筆に夢中になる。
永遠の少年!でもきっとあなたはそれでいい…

でもな、「形式的なものだから読まずにサインしたまえエヘン」
いやいや、それはちゃんと読め!
間違いなく詐欺に引っ掛かるタイプ。

アリゾナ・ジムって、どう見てもそんなに面白そうに見えないんだけど、当時のフランスではこういうのが持て囃される感じだったのかね?

ルネ・ルフェーブルって役者さん初見だけど、めっちゃ小市民感あって、この雰囲気がこの映画の肝。
最後の所はなぁ、もうちょっと違う選択できなかったのかなぁ、
とランジュ氏に感情移入しちゃう程度にはいい作品です。
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