このレビューはネタバレを含みます
「凶悪」の後に観た。
白石監督の映画は実録犯罪ものが多いんだね。作り話だったら良かったのに....
まずひたすらに綾野剛がすごい。
何歳の時でも全然違和感がない。
改めてすごい俳優だ...と思った。
みんなポイント稼ぎの犯罪に手を染めすぎて、境界がよく分からなくなってるんだろうな...唯一まとも(?)な管理官(?)のあたふたぶりが笑えてしまった。
綾野剛を取り巻く女性陣も凄かったね。
婦警さんは登場した時はひたすらにエロいのに、見切ってからは隙も何もあったもんじゃない。
バーのママさんは、シャブ打った後の変わりようがもう....綾野剛が「シャブ打っちゃダメなんだよ!!」って言うシーンあるけど、お前が言うか...ってなっちゃった。
周りもみんな不幸になってるしね。
山辺の死に方が、アウトレイジの椎名桔平くらいよく分からん死に方してて逆に怖かった。歯ブラシで人って死ぬんですね...
これが実話で、まだ関わった人がゆうゆうと警察官してるのがいちばん怖い。
諸星が唯一風穴開けるキーなんだろうなと思うと...なんか皮肉っぽいなぁ...