このレビューはネタバレを含みます
何歳になっても高校生のチンピラのような、かわいいけど見ていて恥ずかしくなるような男、諸星。綾野剛がとても合っていていい味を出している。彼じゃなかったらこの映画最後まで見れなかったかも。
北海道の暴力団鎮圧のために、道警がロシアからわざわざ銃を輸入して摘発したと騒ぎ立てる。それが本末転倒どころかなんの意味もなしてないことに誰もが気づかないフリをして突き進んでいく。挙句の果てに1トン以上の覚せい剤を密輸入してしまい、話は終末へと向かっていく。
最後で関わった人達が次々と自滅していくけれど、そのラストは映画見始めてすぐに想像がついている。それでも止まらず調子に乗っていく諸星たちが痛ましくて辛い。