にっきい

メモリーズ 追憶の剣のにっきいのレビュー・感想・評価

メモリーズ 追憶の剣(2015年製作の映画)
2.8
ナチュラル過ぎるキム・ゴウンさんの眉毛(太眉なのに薄い)

イ・ビョンホン主演って事で劇場で観た映画。
多分。

復讐するために武術を教え込まれたホンイの話し。
何の演出のつもりなのか分からんけど、重要な会話のシーンになるとカメラがグラグラと揺れる。
手ブレでなったと言うより意識的に揺らしてる感じ。
そしてアクションシーンになるとズームと引きを繰り返す。
最近の頭の悪い演出の作品と違い、どちらも1番魅せたいシーンにだけ使われる特別な演出だけど、印象的でも観難いって。
民衆の為に闘っていた侠客三人衆は、三人衆の1人ドッキ(イ・ビョンホン)の裏切りで反乱は失敗。
リーダー格のプンチョンは妻子諸共殺されてしまう。
ドッキはユベクと名を変え宮廷を裏で操る存在となり、今や将軍の地位に付いている。
だが彼の飽くなき欲望は更に高み、王になることを目指していた。
一方ドッキの恋人であったウォルソ(チョン・ドヨン)はプンチョンの娘ホンイ(キム・ゴウン)を秘密裏に育てていた。
それは自分とドッキを親の仇として仇討ちさすためだった…、って話し。
チョン・ドヨンさんが凛とした雰囲気で剣術の腕も一流でめちゃくちゃカッコいい。
それでいて女性らしい色気も有るって凄い。
まあおばちゃんだけど。
なんとなく深津絵里さんに似てるんですが、途中からもう深津絵里さんにしか見えなくなりました。
イ・ビョンホンは出世のためならどんな汚い事もするクソ野郎。
カッコいいイ・ビョンホンを観に行ったつもりが、こんなの観せられて当時はがっかりいた記憶。
今作には公開当時人気のあった韓国アイドルグループ2PMのジュノさんが出てるんですが、酔っ払ったホンイをおんぶして家まで帰るのに気付かなくて、家で介抱してておっぱい触ってようやく女性だと気付く。
おんぶした時背中におっぱい当たるから気付くやろ?w
そしてイ・ビョンホンは自分を殺しにきたホンイの目を見て「お前の目はプンチョンには似ていない。お前は誰の子だ?」って言うんですが、かつての恋人が育ててたんだから、予想つくやろ?w
何か皆さん天然と言うかバカなの?w
ホンイ自身も知らない自分の正体が明らかになった時、ホンイ、ドッキ、ウォルソの悲しい物語は幕を閉じる。
最悪の結末だけど、ドッキとウォルソはそれを望んでいた?だから、きっと本望だったのでしょう。

今朝の1曲
Illnath『Angelic Voices Calling』
もう大分前、ネットから音楽をダウンロードするのが違法だけど罰則の無かった時代に、海外のヘヴィ・メタルを紹介してるサイトで見つけたバンド。
よく見ると構図はおかしいけど、祈りを捧げる女性の描かれたジャケットに一目惚れ。
即そのサイトからダウンロードして聴いてみたら、めちゃぬちゃカッコいい。
キーキーと喚き散らすボーカルは好き嫌いがハッキリするかも知れないけど。
ただこの曲(https://m.youtube.com/watch?v=viDPmlNrxuk)以外全く記憶に無いので、カッコよかったのはこの1曲だけだったのかも。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2016年2月29日
鑑賞回:ー
劇場名:イオンシネマ京都桂川
座席情報:Screen7 K-11
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:121分
備考:過去鑑賞記録、ハッピーマンテー
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【ネタバレ備忘録】
プンチョンの実の娘ホンイは、ウォルソに助け出されてが母と一緒にドッキに斬られた背中の傷が原因で程なく死んでいた。
ウォルソはドッキとの間に出来た娘をホンイとして育て、罪滅ぼしのために仇である自分とドッキを殺めるように鍛えていた。
ウォルソは今でもドッキを愛しているが、同時に裏切りも許せないのでこんな形での幕引きを望んでいた。
今は敵味方でも愛する人と一緒に死ねたドッキとヴォルスは良いけど、信じていた生い立ちが全て嘘で、結果的に両親を殺す事になったホンイにとっては悲劇でしかない。
にっきい

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