残念ながら駄作。時系列がわかりにくく、いまなのか回想シーンなのか、区別がつかないため流れに乗れない。
さらに、主人公たちの気持ちと行動が理解できず、突拍子がなさすぎて、これまた物語に共感できず、のめり込めない。
とはいえ、複雑ということでもなく、ただただ愛した人に対する気持ちのすれ違いが生んだベタな内容であり、きっと最後の慟哭と共に感じるのは"茶番"の2文字だろう。
雪がただの発泡スチロールのカスのようで、服にペタペタ変な量付くのも冷めるし、ディテールも気になる。
主人公が結局誰だったのか、軸と悪が曖昧で誰にも分かっていないまま、決まっていたラストに無理やりつなげた感が否めない。豪華キャストなのに、安っぽい昼時のマクチャンドラマを見ているような気持ちになった。