このレビューはネタバレを含みます
学生時代、結果を出すために部活を頑張った事がある人には何かしらのエピソードが胸を打つかもしれません。
■音楽
とてもキチンとされています。
以下は音楽だけで納得させられました。
・トランペットでどちらが優れているかを比べる時
・高校に入ったときに主人公がガッカリした時の演奏
・顧問が最初にみた部員の実力をみた時の演奏
クラリネットの音が外れるとかあるあるでほほえましかったです。
■ストーリー
全国を狙うと決めた後の動きがとてもリアリティーがありました。
・長年楽器に携わっていた上手い後輩と高校から楽器を始めた先輩との人間関係
・選抜試験があり、先輩ではなく一年が選ばれる光景及び人間関係
・合奏時に出来る状態ではないと判断されて抜けさせられる行為
・先生へ「認めさせてやる」という反発から部内がまとまる光景
テレビ放送は観ていませんが、よくある劇場版のようにダイジェスト版には感じさせません。
映画版だけで全国を目指す部活の楽しさと大変さが盛り込まれていてなんだか泣けます。
テレビ版を観ている人には物足りないかもしれませんが。
■映像
非常にキレイです。
細部まで気を遣われていて、人物にピントをあてて背景を少しぼかしているなどとても入り込みやすい映像です。
※ぼかされていても美しいです。
