ぱん

授業料のぱんのレビュー・感想・評価

授業料(1940年製作の映画)
3.7
朝鮮が日本に植民地支配されていた時。両親が突然音信不通になり、祖母と2人で暮らすことになった子供の話だが、祖母が体調を崩し収入が無くなったため、授業料どころか家賃や食費も厳しくなる。授業料が払えないことが後ろめたくて、子供は学校を休むようになる。ある日先生(日本人)が家に来て、これを少しでも授業料の足しにしてくださいとお金を渡されるも、次の日家賃の取り立てが来て、もう何回か家賃を払うのを引き延ばしにしていたため、子供はやっと学校に行けると前日から楽しみにしていたのに授業料を家賃に当ててしまう。

主人公の子供栄達が、純粋で、だからこそ学校に行けるのをすごく喜んでいたり、授業料を貰いに叔母の家まで何十キロ何百キロを歩いたり、祖母が栄達に「授業料のことは心配しないで」と言い、栄達が「おばあちゃんがかわいそう。おばあちゃんはほかの心配も多いのに」と返して、体調のことを心配して家のことも全部やって、偉すぎて感動した。
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