ピーキーオヤナギ

ガキ帝国のピーキーオヤナギのレビュー・感想・評価

ガキ帝国(1981年製作の映画)
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未だ色褪せぬ井筒監督作品一作目。
大阪を舞台に、キタとミナミにそれぞれ縄張りを持つ不良少年たちの軋轢と対立、早い話が、これは毎日喧嘩に明け暮れる者たちの青春グラフィティだ。
映画の主人公はリュウ、チャボ、ケン。メンツとカッコづけにこだわり、三度のメシより喧嘩が好きだが、チャラチャラと徒党を組むのは性に合わんとばかりにツッパり続ける。
彼らと敵対しているキタのグループは暴力団と繋がっており、そんな奴らは心底虫が好かん、そんな心意気が妙に潔い。
暴力的だし、不良性感度も十分だが、それでいてユーモアがあるし、遊戯っぽい。
そう、これは、ガキたちの"喧嘩ごっこ"なのだ。

ピーキーオヤナギさんの鑑賞した映画