るしおん

資金源強奪のるしおんのネタバレレビュー・内容・結末

資金源強奪(1975年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

羽田組の構成員である清元は、敵対する暴力団の組長をヒットマンとして射殺。8年間の刑期を終えて出所するが、暴力団同士の手打ちが行われており、羽田組にとって清元は邪魔な存在となっている。兄貴分のやんわりとした提案を受けて堅気になることを伝えるが、その裏で刑務所仲間の二人を取り込み、羽田組の金を強奪する計画(たたき)を実行する。計画は見事に成功するが、羽田組にやとわれた刑事の捜査により足がつき・・

それまで体を張った端役ばかりだった川谷拓三の出世作。
瓶底眼鏡をかけていると、アインシュタインの稲田っぽいな~


タタキの映画といえば、ギャングースを思い出す。

冒頭の銀行強盗シーンは、「暴走パニック 大激突」からの既視感がすごい。


ストーリーと関係なく無理やりねじ込んだような、梅宮辰夫と松方弘樹のじゃれあい。アツアツのカップルのよう・・


一見男気がありそうな清元含めて、登場人物全員が誰も信じていない。
仁義も情も二の次で、つまるところ金次第という深作やくざの真骨頂のような内容で、とても好感を持てた。


最後の最後までしたたかな梅宮辰夫。ただでは死なんな~
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