タクシードライバーを主人公に、64年の五輪直前の東京を描く。
東京はどこも道路工事の真っ最中で、撮影の方法に工夫を懲らした。
カメラマンの鈴木達夫の発案で、タイヤと同じくらいの高さの目線で撮りたいと…
確かにこれを免許試験場で見せられたら「気をつけよう!」よりも「やはり帰ろう…」と思ってしまうかもだが、本来これくらい強烈に時には簡単に死にも直結する自動車運転ってものを印象付けておくべきとも思う。か…
>>続きを読む1964年の東京のタクシードライバーを撮ったドキュメンタリー。
警視庁から交通安全の啓発用に製作を依頼されたが、完成した作品は警視庁の意図に反する内容だったため使用を拒否された。
ナレーションが…
走行車から都市の景観を映し取り、その車体や車輪の隣接ショットが随所に挟まれるという点で『カメラを持った男』に代表されるロシア・アヴァンギャルド映画を連想したが、本作はタクシー運転手の事故と隣り合わせ…
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