ドキュメント 路上の作品情報・感想・評価

ドキュメント 路上1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:54分

4.0

『ドキュメント 路上』に投稿された感想・評価

Sari

Sariの感想・評価

4.0

タクシードライバーを主人公に、64年の五輪直前の東京を描く。
東京はどこも道路工事の真っ最中で、撮影の方法に工夫を懲らした。
カメラマンの鈴木達夫の発案で、タイヤと同じくらいの高さの目線で撮りたいと…

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Kensho

Kenshoの感想・評価

5.0
ドキュメンタリー史に残る大傑作。

このフィルムの中では、車が生み出す運動性が死に最も近い形で実在している。

編集も含め、撮影で捉えた情動のようなものを見事に昇華した作品である。
菩薩

菩薩の感想・評価

-

確かにこれを免許試験場で見せられたら「気をつけよう!」よりも「やはり帰ろう…」と思ってしまうかもだが、本来これくらい強烈に時には簡単に死にも直結する自動車運転ってものを印象付けておくべきとも思う。か…

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「この映画は日々つづけられている交通戦争の断面を描いたものである」

誰も通らない道をスーと走り、会話の音を消して札束を数えるオープニングからカッコいい。
まるでサスペンス映画を見ているかのよう。
o

oの感想・評価

3.6

1964年の東京のタクシードライバーを撮ったドキュメンタリー。

警視庁から交通安全の啓発用に製作を依頼されたが、完成した作品は警視庁の意図に反する内容だったため使用を拒否された。

ナレーションが…

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zokoma

zokomaの感想・評価

-
全編に渡って暴力的に振り回されるキャメラ。のちの土本監督の折り目正しい作風を想像すると相当に混乱すること必至の、ドラッグシネマの傑作。
ドキュメンタリーかと思ったけど交通安全PR映画?
寄りすぎて被写体にカメラの影落ちてたし。
しを

しをの感想・評価

-
こんななのに見ちゃうと思うのはやっぱり編集の力であっておっさんたちが騒いでるカット→赤ん坊の静かなカットとか本当にすごい。
ゲストの妻君の話がまた素晴らしく

警察に売り込むつもりでPR映画という枠組みの中で技巧を凝らすも「こんなものはお遊び」と1本も売れず、PR映画からの脱却に繋がったとか

フリーは仕事を断ってはいけない
ササキ

ササキの感想・評価

3.5

走行車から都市の景観を映し取り、その車体や車輪の隣接ショットが随所に挟まれるという点で『カメラを持った男』に代表されるロシア・アヴァンギャルド映画を連想したが、本作はタクシー運転手の事故と隣り合わせ…

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