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真田十勇士のマーチのレビュー・感想・評価

真田十勇士(2016年製作の映画)
2.5
【下半期鑑賞映画寸評:2017】
《堤監督耐性のある者へ捧ぐ!》

この作品を映画として楽しむには堤監督のネタに対する耐性か、そんなもん気にせず純粋に何でも来いで受け止めて笑い飛ばせる寛大さが必要でしょう
(´・Д・)」

特に歴史好きとか戦国時代ファンの方が憤慨しかねないトンデモエンドロールが待っておりますので、どうか鑑賞の際は寛大な心でご覧下さい(・Д・)ノ!

あくまで上記は個人的な意見ですが、そう捉えられかねない堤監督のおふざけがいい意味でも悪い意味でも散りばめられているので、真面目に歴史映画を楽しみたい方は絶対に避けた方がいいと思います。でも歴史映画としてのハードルは非常に低い作品なので
「普段歴史映画はあまり観ないっす (`・ω・´)! 興味ないっす👍 アクション映画最高っす!!」
というタイプの人は比較的楽しめるのではないでしょうか…

『RANMARU 神の舌を持つ男👅』の時のマニアックさ全開でわかりづらく終止したギャグではなく、堤監督らしい通常時の万人ウケするタイプのギャグだったことで割とクスッと笑える場面もいくつかありましたし、レイティング的な面があるのは分かるにしても、昨今の戦国時代の合戦描写って美化され過ぎで実際はもっと血みどろの死闘だったのではないかと個人的に考察しているので、そういう意味では多少控えめであろうとも血飛沫や首チョンパシーンがしっかり収めてあったことに拍手👏せざるを得ませんでした!!

しかし、
私はあのエンドロール嫌いです\\\٩(๑`^´๑)۶//// かなりのつまらなさでしたし、あれ必要ですか?ストーリーも最終的に詰め込み過ぎて方向性が不明だし、そもそも真田に重心置いた話のはずが、逸れて忍者物語みたくなってるし、それほど出てない大島優子さんが3番手ポジションなのも謎…そして演技が浮くほど上手くないのが丸わかりで観ているこっちとしては入り込み辛かった…本編ラストも邦画の大衆作品の悪い癖全開に出てる生ぬるい大団円終焉。

堤監督は大好きなだけにこっち方面で尽力するよりはまた『SPEC』とか『TRICK』の様な伝説的シリーズを生み出すことに力を注いで欲しいとファンは正直思ってしまう…

同名舞台がもとになっているということで、前半にはかなり舞台っぽさを感じる…あの本編ラストも舞台的。合戦シーンを舞台でどう演出していたのか気になるところではあるけれど、折角なら映画的な転換をもっと施して欲しかった! あと始めのアニメーションもいただけないし、主要人物以外のキャラが薄く感じてしまうのもまた事実。今作は加藤雅也さんの怪演が秀逸で、お惚けキャラが似合っていた上に面白くて、そこはかなり評価されるべきポイントだと思います٩( 'ω' )و

堤監督が好きなあまり酷評し過ぎた感があるので、一先ず切腹します!
あぁ…無念なり…グサッ:(;゙゚'ω゚'):
ふぉぉお…(O_O)

今作を好きな皆様、
大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m


【p.s.】
下半期に突入しましたが、上半期鑑賞映画のレビューをまだ消化しきれていないため、下半期鑑賞映画も一部は寸評で投稿していきます。

いつもとは違い極々短いレビューで投稿しますが、暇があれば付け加える予定です。

従って、いつもの【映画情報】等もカットさせていただきます。

*詳しくは2017年7月3日に投稿している《『ローン・サバイバー』評》内の【p.s.】をご参照下さい。
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