つおし

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのつおしのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

展開も荒い気がしたし、描くべきところを描ききっていない感じがする。メッセージ性も乏しい。児童文学巨匠の原作がそんなことはないはず。
この映画の全精力は映像に注がれているんだろう。
まるで世界一豪華な絵本を読んでいるみたいに、1ページ1ページが綺麗で感動的。
BFGの部屋なんかすごく楽しい。見たことない巨大なおばけキュウリというクソまずい謎の野菜。プップクプーという泡が下る飲み物。プップクプーをつくるのにこのおばけキュウリを使うらしく、だからクソまずいのに栽培してる。
BFGのベッドは船。それも部屋の中に水を浸してある所があって、そこに浮かべてるんだよ。あのベッドほしい。しかもソフィーは最初その船の見張り台で寝るの。いいよね。
あと、部屋の奥にはBFGが捕まえた夢が保管してある作業部屋があって、いろんな色の夢が瓶に入れられて置いてあるなんとも楽しい部屋。その夢を採りに行くんだけどその場所のシーンもすごく綺麗。
気の利いた工夫が凝らされた背景と、人間と巨人のギャップによる笑いがたくさんあってワクワクする。
お気に入りは、ブランケットで猫を引きずるシーン。
映像美も技術も全く関係ないシーン。笑
つおし

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