トランスマスター

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
原作の児童書『オ・ヤサシ巨人BFG』をディズニー資本でスティーヴン・スピルバーグ監督が実写化したファンタジーアドベンチャー。ロンドンの孤児院に暮らす、好奇心旺盛な10歳の少女が、真夜中に窓から侵入した年老いた巨人の手によって巨人の国に連れ去られてしまい。巨人との共同生活を送り信頼関係を気づくが横暴な人食い巨人に虐げられる老巨人を救うため少女が夢とアイデアで英国王室に助けを求めるお話です。

◆良い点/注目ポイント
・ビン詰めの夢の描写がとてもよく表現できています。
・巨人の描写が従来なら、ゆっくり大きな足音をたてるものが多い中、素早く動き回る描写は斬新です。人間に見つからないようにするカモフラージュもよくできています。
・人食い巨人にロン・パールマンにたボスが出てきます。
・英国王女役のレベッカ・ホールの気品ある優しいまなざしが印象的です。

◆改善点
・英国軍ヘリ部隊は捕獲ではなくガトリングガンやミサイルを使用してほしかった。

◆総括
・ストーリーは単純ながら英国の児童書なので、大人には子供向けの印象が強く未就学園児には、内容が難しくファミリー向けではない印象です。(子供が『ゴジラ』の政府の対応や『ウルトラマン』でウルトラマンが出るまでの怪獣と科学特捜隊の攻防に興味を示さない系です。英国王室の権威とか軍事力が理解できないと楽しめません。)対象年齢は中学生だと思います。