マーベル大好き

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

4.2
泣きました。派手に戦う戦争映画じゃなくてもこの作品1つで戦争がいかに悲劇を生むものか良くわかる。


イギリス軍のキャサリンパウエル大佐(ヘレンミレン)はベンソン中将(アランリックマン)の元でアメリカ軍のドローン偵察攻撃機のリーパーを使ってイギリスアメリカケニア合同のテロリスト捕獲作戦を指揮していた。
ケニアの首都ナイロビのある民家にアルシャバブのテロリストたちが集まり自爆テロを決行しようとしていることを知った大佐たちは捕獲作戦を諦め、テロリストの重要指名手配犯が多く集まっていることもありミサイル攻撃に転じる準備をするが周囲の民間人を巻き込む可能性があるため国務大臣や英国外相などの間で攻撃許可を出すべきかどうかの議論が巻き起こる。
そのような中で大きい被害を受けるであろう区画で民間人少女がパンを売り出してしまい…


こういうことが今でも起こっている。本当につらい。こういったやりとりを経験したものは一生この場面を忘れられないだろう。忘れて欲しくない。

軍関係者にとって結末を知らずに済んだことは彼らにとっては救いだったはず。