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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場のhidehideのレビュー・感想・評価

2.5
1人の命 or 大勢の悪人
大勢の悪を滅する時、
1人の命が確実に失われる事になる…
しかし、1人の犠牲によって
先々、救われるであろう命は莫大で…

映画やドラマのシチュエーションに
良くある、良く出てくる、という事は、
そんな瞬間は『割とある』のでしょうかね…
その時、『実際は』
どんな決断をしているのでしょうか。

かつて、これ程の悪人が集結している場は
無かった。狙うなら今しか!…と。
しかし、近くには、一般人が、しかも少女が。

個人的なご都合主義を言わせてもらえば、
『別の日にすれば?』…と。
後に、個別に暗殺するなり、
又、集まってる日を狙って爆撃するなり、
チャンスは必ずあるハズ…というか、
それができる国、なのでは?
個人宅のバーベキューの肉の量まで見れる
軍事衛星は何の為にあるのでしょうかね。
…は、さておき…
今日は逃げられてしまうかもしれません。
その為に、また別の日、別の場所で
テロが起きる可能性はある…が…
それが、今日明日ではないのならば、
狙う機会、集まる機会はあるでしょうし、
少なくとも、少女は確実に死なずに済む。
ボタンを押せば、少女は今日、死ぬのですから。

この作品の、ズルいというか、んん…な所は、
少女、を引き合いに出した所でしょうか。
少女であるが為、躊躇した…
逆に、少女じゃなければ?
誰一人、躊躇していないのではないでしょうか。
『だからこそ』映画になるのでしょうし、
考える余地が生まれる、とも言えるのでしょうが、
同じ1つの『命』として考えた場合、
あれが、現地のただのおっさんなら…
それでも、等しく躊躇し議論しましたか?

『少女の為に躊躇し、最善を尽くしてあげる国』
感がどうも…

テロ、テロリスト、
は絶対に許すべきではないですし、
極刑的扱いもアリだと思っています。
…が、
揃っているから、まとめて排除?
それも違うのではないか、と思うのですがね…
現地に行かない事で、兵士の犠牲はないのでしょうが、ドローンから空爆、は、余りにも…
本当に、
民間人に被害が出ていないといいのですがね。
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