カレス

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場のカレスのレビュー・感想・評価

3.5
IMDb 7.3
ドローン戦争
吹替版

「ブレーキング・バッド」のジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)が好きなので見ることにした。しかしアーロン・ポールはドローン操縦席に座ってるだけでした。

何年も追跡してきたテロリストが見つかった。捕獲を目的としたミッションだったが、彼らは自爆テロの準備中であり急遽目的は殺害となった。英米共同ミッションであるため、命令系統は政府上層部から軍実施部隊まで複雑である。さらに子どもを死傷させ得る事態となり、命令系統に混乱が生ずる。
作戦本部、実施部隊はアメリカ、イギリスにあり、無人航空機はナイロビ上空を飛んでいる。また現地には地元民の協力員がいて内偵している。刻一刻と状況は変わる。


子どもがいるからと攻撃を止めると、自爆テロは実行され多くの死傷者が出てしまう。こういう状況でも通常はミッションに変更はないと思う。こ の映画ではそれが無人航空機によって行われるため、また作戦目標が変わったため、それぞれの登場人物が葛藤する。ストーリーは分かりやすいが、目を離せず結末までじっくり観ることになった。

自分が考えるに、軍事作戦というものは根幹から非人道的なもので、道徳的感情的理由から変更されることはないと思う。だからこの映画のような状況は有り得ないのではないか? と映画を見ながら考えた。
また、肝心な場面に非現実的な技術が想定されているため*リアリティに欠けると思う。
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