フレディvsジェイソン等のモンスターや、ヒーローVSとかが戦う映画ならば、話の内容がイメージが湧きますが、貞子と伽椰子が戦うなんて、どう戦うのか、そもそも伽倻子は物理的に引きずり込むという行動をするから戦いようがあるけれど、貞子は呪い殺すという事しかしないので、伽倻子と戦いようがないんじゃ……と思っていましたし、色物だろうと考えていました。
が、その予想は完全に打ち砕かれました。
全編からミステリー調で、シリアスにすすみますし、テンポも早く、中だるみもなくすすみ、ずっと緊張感が途切れませんでした。
貞子の呪いであるVHSの動画を見たら１週間後に死ぬという設定を変えて、見たら２日後に死ぬと変えたり、呪いのビデオの内容も簡素にしたのが素晴らしいと思いました。
伽倻子の呪いや家に入ったら皆死ぬという設定は同じでしたが、じわじわ殺すというのではなく、入ったら問答無用に呪われ、即呪い殺すという風にしたのも、テンポが良くなっており、素晴らしいと思いました。
生理的嫌悪を感じるうす気味の悪い舞台やセットも良かったです。
