あらすじ:愛の無いセックスは貴方にとって、ひいては世界にとっても無益なのだ。
石油が枯渇して電気無し生活に戻った地球。セックスの摩擦エネルギーで発電できるんじゃ?…というお話。
お気楽コメディなのはセックス発電実験の局面まで。風刺の効いたバッドエンドを迎える、真面目な性交考察SFだった。快適のためなら、恋愛や家族愛をも犠牲にしてしまいかねないのが人間のさがというわけでしょう。
最も印象的だったのは、あんなに嬉しそうに合体してた二人が、冷や汗かきながらしてるふりするシーン。独裁者に強いられているわけでもないのに、愛情表現禁止例を大衆が受け入れている辺り、まさに世の末という感じだった。