未来

君の名は。の未来のネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

構成と映像と音楽、主演2人の声と演技、
惹かれる要素が沢山あって定期的に観たくなる。

瀧くんと三葉の入れ替わりの構成が視聴者を引き込んで巧みだと思った。初め2人が入れ替わったシーンは一瞬、すぐ次の日の描写になり、周囲に「昨日は変だったよ。」と言われ、主人公と視聴者に何かが起こっていることを感じさせる。テンポが良くて飽きさせない。
引き戸を垂直方向から映すのも何か意図があるんだろうなぁ。

空、時間の移ろいが綺麗。
都会も田舎もそれぞれ美しいと思える風景が描かれていた。

神木さんは、瀧くんの時と三葉の時、
それぞれの話し方や強弱の使い分け方が上手すぎる。
上白石さんは、声に優しさが乗っているというか、光が宿っているというか温もりがあるというか。包容されるような魅力がある。

あとRADWIMPSの音楽が最高。
映画って音楽も大事なんだと痛感する。幻想的な風景と、好きな人を想う気持ちと、どちらも入っていて素晴らしい。
 


ただ、町長をどうやって説得したのかも知りたかった。住民の避難が間に合ったのはどうしてだろうとなってしまう。
でもきっとそれはこの映画にとっては重要なシーンではないという判断なんだろうな。
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