010101010101010

君の名は。の010101010101010のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
4.0
・観ていて、ある種、トランスするような感覚になる瞬間がある。それだけで、もう、all okという感じ。
・神社(民俗的要素)、災害、時間のねじれ、(加えて、「世界」を救うために「革命」を企て無鉄砲に実行してしまうような青春映画的要素)…といった、それぞれ、それだけでも大きな(?)要素が混在している。それらがかなり危うい、破綻スレスレのバランスで、(それこそ糸で編まれてゆくように)ひとつにつなげ、まとめられてゆく。
ツッコミどころは所々あるものの、そんなことどうでもいいというほどの強い吸引力、急進力。

・リズム感がうまい。絵がきれい。ヒロインが魅力的。心配していた音楽も、そこまで気にならなかった。
・とはいえ、ここまで「恋愛映画」にしなくてもよかったけどなぁ、とも思う…。どうしてもエンタメにしたかった、(コアな作品に終わらせたくなかった)、という意志も感じられた。

・大林宣彦の映画に近い感じを受ける。