グリパス

君の名は。のグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見たけどほんとに生活の風景や自然光に街並みの景色をきめ細かく繊細に優美にアニメに落とし込む絵力の強さはただただ新海誠すごいに尽きる
作家性と商業性のどちらも兼ね備えているところもまたいいしRADの曲が作品全体の雰囲気や盛り上がるところを際立たせているのでとても相性がいいと思う
最初は何を見せられているかわからないけどだんだん謎が解けていく感じがあって面白い
時間軸が違うからこその2人が交錯する思いが交わらないっていうのもいい
かなり冒頭でこの映画の大事な部分がまぁ詰まってるなーと思う
ほんとに彗星が綺麗すぎるし美しいものほど残酷であることをあの綺麗さで見せられたら説得力しかない
見せ方と表現の仕方ピカイチもん
後半になるにつれてストーリーがメインになるけど前半の演出は完璧
つかみがやっぱり完璧だと思うな
かたわれどきの使い方うますぎだろ
名前を手に書くときにかたわれどきが終わる時の無音はゾッとした
三葉と瀧くんのセリフはすごく詩的っぽく聞こえる
作品自体が詩的であるからこそキャラのセリフもそこに合わせてるから相まっていい
細かい生活風景の奥行きや造形の深さは圧倒的に新海誠はすごい
ラブファンタジーとしてめっちゃくちゃ好きだし2人の掛け合いとかも面白くて好き
最後の終わり方は余韻に浸らせるようにタイトルが出て幕を閉じるのは完璧すぎた
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