GODZILLASAURUS

君の名は。のGODZILLASAURUSのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
3.5
「売れるモノを簡単に作ることはできない」

売れる要素を詰め込んだからこの作品は売れた。
という意見は、私もそう思う。
絶妙な上映時間に飽きさせることの無いテンポの良さ、クセがなく万人に受けるキャラクターデザイン、SFと恋愛というジャンル、都会と田舎の設定。キャッチーな挿入歌、絶妙の味を見せる妹のキャラクター、美しい背景などなど沢山の売れ要素が詰まっている。

ただ、だからみんなが観るのは当たり前という意見は違うと思う。
売れる要素をただ単に詰め込んだからといって実際に売れるとは限らない。それは、これまでの幾多の作品が証明している。
売れる要素をどのようなバランスでどう配置してどれだけ加えてどれだけ引くか。それらを熟考し、試行錯誤も繰り返しながらできた作品であることが観ればわかる。

ただ、私には合わず、思ったより楽しめなかった。
ただの好みの問題でもあるし、たぶんこの映画のジャンルはキネ旬のワードを使うと、キラキラ青春映画。1番楽しめないジャンル。
SFと恋愛の作品であるので、もっとSFのワクワク度と恋愛のドキドキ度が高いと思ったけど、私には薄かった。観る前にハードル上げすぎたかも… 星3.5
GODZILLASAURUS

GODZILLASAURUS