細田

君の名は。の細田のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
5.0
学生の時、映画館で見た時はどこにでもある映画の一つを見た感覚で、自宅に着いた頃には映画を観た事なんてすっかり忘れていた。

今日改めて観て、今鑑賞後この文章を打っているが胸の高鳴りがまだ続いている。

何だこの作品は。

街や愛、人や涙、風や香り。

全てが素晴らしく、曖昧だったさまざまな感情が様々で濾過され、最後に残る凝縮された一滴は、頬を伝う。

時空を超えて混じり合う2人は夢か、はたまた現実で出会い、そして別れ。出会う。

どこかでずっと探していた、思い出したくても思い出せないこの感情。タンスの奥の方に閉まっていて厄介なことに鍵もかかってる。その鍵がどこにあるかもわからないし、本当に鍵なんてあるのかも分からない。

それでもお互いに引かれあい、問う。

すれ違っても立ち止まり、一呼吸して。

君の名前は
細田

細田