学生の時、映画館で見た時はどこにでもある映画の一つを見た感覚で、自宅に着いた頃には映画を観た事なんてすっかり忘れていた。
今日改めて観て、今鑑賞後この文章を打っているが胸の高鳴りがまだ続いている。
何だこの作品は。
街や愛、人や涙、風や香り。
全てが素晴らしく、曖昧だったさまざまな感情が様々で濾過され、最後に残る凝縮された一滴は、頬を伝う。
時空を超えて混じり合う2人は夢か、はたまた現実で出会い、そして別れ。出会う。
どこかでずっと探していた、思い出したくても思い出せないこの感情。タンスの奥の方に閉まっていて厄介なことに鍵もかかってる。その鍵がどこにあるかもわからないし、本当に鍵なんてあるのかも分からない。
それでもお互いに引かれあい、問う。
すれ違っても立ち止まり、一呼吸して。
君の名前は