小手鞠

君の名は。の小手鞠のネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

7/7 試写にて 鑑賞

私が見た映画史上最高に理想的な、夢のような映画でした。

ここまで理想を具現化できた映画があっただろうか。どこまでも、気持ち、言葉、景色…そのすべてが切なく美しかった。見ながら、私の隣には誰がいるのだろうかと不安に思った。誰もがきっと彼らのように居場所や大切なものを探し求めているのだ。新海誠、本当に素敵な監督だ!アニメ映画はたくさん見てきたけれど、ほんとうに他のアニメ作品の比じゃないくらい素晴らしかった。どのシーン取っても、すべて私の理想だった。衣擦れの音すら出してはいけないと思わせるほどに澄んだ107分だった。私は空や湖や山や流星を見る度にこの作品をきっと思い出すだろう。
また、忘れてしまった相手とすれ違い、気づく。星にいろいろな思いを馳せる。そんなシーンが今までの新海誠監督の作品にもよく出てきていた。でも今までの作品とは打って変わってその意図するところが誰にでも伝わる形で表現されていた。こんなに完成度の高いアニメ映画は初めてだ。


公開したらほんとに何度も見に行ってしまいそう…!こんなふうに思ったのは初めて…
小手鞠

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