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君の名は。のマックスのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

新海誠作品の中で間違いなく転換期となる作品だったと思う。

自主制作の時からすれ違いや別れといった描写を大事にそしてこだわり抜いてきた新海さんが今作品では確かにすれ違いや別れもあるけど、それでも最後にはまた出会うという結論を出したことが堪らなく嬉しかった。

エヴァンゲリオン破を見た時の「庵野さん、エンタメ出来るじゃん!!」という感想が思い出された。

タイトルからのRADWIMPSの音楽に乗せたオープニングアニメも素晴らしくて、ここで心を鷲掴みにされた。

ふとした動きや表情、そして田舎の描写やそこに住んでる人達の心のありようもとても見事で、こういう所をしっかり描いてるからこそ、アニメに説得力が生まれるんだなと思った。

背景も東京と田舎でそれぞれ密度の高く美しい背景でいつもながらとても素晴らしいものだった。

音楽が所々歌詞入りの曲で入るのがフリクリを思い出した。

また、先生の声が花澤香菜でキャラデザも言の葉の庭のあの人に寄せてるのがニヤリとさせる小ネタを入れてくるなと。

また、御神体が保存されてる所の感じが星を追う子どもを思い出させた。

声優的にキャラの入れ替わりを見事に演じた主役2人もすごかったし、妹の姉を起こしに行く時のご・は・んという言い方が妙にツボだった。

姉妹2人の舞のシーンの影の付け方もすごく良くて一瞬3DCGかと思ったほどだった。

ほんと、面白くかつすごいアニメーション作品だなと思った。
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