じゃっく

君の名は。のじゃっくのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
3.6
「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」などで知られる日本のアニメーター新海誠の最新作。

お互いの身体が入れ替わってしまう不思議な夢を見ていた高校生の男女。最初は戸惑いながらも、お互いの入れ替わりを現実のものとし受け入れていく。
ある時突然、入れ替わりが止んでしまい、特別な繋がりであったと気付いた彼は彼女へ会いに行く。
辿り着いた先で、思いもしない結末が待つ…

急遽先輩に誘われ、全く興味がなかったが、たまには自分の興味がない事にもトライしようと劇場へ。
実の所「秒速5センチメートル」を視聴した事があり、あまりハマらなかったので気乗りはしていなかった。

しかしながら
いざ蓋を開けてみると「良い感じ」
直感を信じて観に来て良かった。

新海誠の得意な「微妙なすれ違い」というテーマを抑えつつ、SFやミステリー要素を織り交ぜ、過去作一のストーリーの面白さ。

そして新海誠の繊細な画風が
ストーリーの細やかさを引き立てている。
ちょっと切ないラブストーリーを観たい時にはオススメ。

昨今日本のアニメーション業界は、巨匠の引退や逝去により先行き不安だったが。
これからは新海誠の様な人々が業界を牽引していってくれるだろうとしみじみ。

ただ野郎二人で観る映画じゃなかったw
じゃっく

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