きつね

何者のきつねのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
2.4
原作未読です。

自分も大学生のとき就活を体験しているので、色々イヤーな思い出が蘇りました。

しかし本作品、日本の新卒就活のリアルを描いた話なのかと思いきや、ちょっと期待していたのと違いました。

どちらかと言うとSNSの怖さを描いているような感じに受け取れました。

就活に限らずSNSの裏アカなどで人間関係壊れる人たちなんてたくさんいるんでしょうね。

個人的に就活の名目とは言え、若い男女が同じ部屋で長い時間を過ごしたり、お酒を飲んで語ったり、気軽に行き来するなかで何の過ちも起きないことに逆に違和感を感じました。

色恋沙汰の部分も全く感情移入出来ずでした。

あえてそういう演出なのでしょうが、セリフがとても聞き取りづらくてちょっとしんどかったです。

話全体を通して盛り上がりがなく、結構退屈してしまいました。

取り上げたテーマは良いのにもったいないと感じた作品でした。

本作品においては菅田将暉が1番役者として光っていたかなと個人的に思いました。
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