ミミック

何者のミミックのネタバレレビュー・内容・結末

何者(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・2016年の若者の就職戦線のリアル(原作は2012年発行)
・SNSの使い方をとても的確に捉えてる作品
・観賞後の胸を捕まれながらどこか爽快な感覚は折に触れて思い出しそう
・様々な角度からこれは自分の映画だと感じた
・SNSにまつわる内容の映画をこうしてレビューして世界に公開する己の滑稽さ
・小劇場あるあるは演劇畑の監督ならでは、チェルフィッチュぽいのはわかった
・光太郎(菅田将暉)の「“就活”が得意なだけだったかも」が印象な台詞
・検索履歴が明かされたときから始まる悪意の発露にぞわぞわ
・@NANIMONOが表示されたときに感じたいたたまれなさに涙がこぼれた
・「桐島~」でもあったが顔を見せないことで匿名性が増して、自己投影しやすくする演出がうまいなあ
・三浦大輔監督作では一番好き
・大学時代のひと付き合いってハタから見るとあんなに上っ面に感じるのだろうか、客観が過ぎると感じる部分も
・大学一年生の服のダサさは場所や時代を越えて共感できる
・「青春が終わる、人生が始まる-」のキャッチコピーうまい
・予告の段階で惹き付けられたが、見終わるとエンドロールで主題歌の歌詞がとても染みる
・時系列が短くシャッフルしすぎて混乱したのがちと残念
・SNSで悪意を不特定多数に垂れ流して自分の承認欲求を満たす様を実際の舞台と観客で表したのも秀逸な演出
・裏垢という概念もだいぶ一般化してきた2017年現在
・最近だと「ガッチャマンクラウズ」でネットの掲示板やSNSの可視化が上手くアニメ的に表現出来てた
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