まなみんご

何者のまなみんごのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
4.0
私は就職活動を経験しておらず、予定もありません。
幼い頃から演劇をして声優に憧れ、声優を目指して20を迎える今も都会で一人暮らしをしながら学校へ通っています。

この作品は、すごく刺さりました。
就職だけが軸ではなくて、「自分の意思で道無き道を進む人」「自分のプライドのためにもがく人」それぞれの道へ向かうそれぞれの人へ向けて鋭く突きつけられました。

SNSという身近で現代的なものをうまく使いながら、そんな私達を一見それぞれ違うタイプに見せながら、狭くて小さい世界でもがく者として描いていました。

私は演劇しかやってこなかった自分には武器がないと、これ以外やることが本当にないんだと就職をして働いている人たちに自分の劣りのようなものを感じていました。

でもこの映画を、地元から都会へ出ていく前に映画館で見て、地元に帰省してあらためて見たときに、自信を持てました。

周りの評価や今の現状関係なく、自分のやりたい事を全力で打ち込むことは、本当はやりたいことがあっても理由があっても別の道を歩んでいる人たちからしたら感じるものがあるんだなと。

原作に比べてさらにストレートで黒くて刺さるし恥ずかしく感じることもあります。でも、どこか今の自分が少しでも前へ進めるきっかけになると思います。

SNSを利用して、その生活に慣れてしまっている以上、なかなかやめたりはできないです。私もできなかった( 笑 )

でも、SNSとの付き合い方やもっと自分の視野を広く見なければいけないんだなっと考えさせてくれます。

賛否両論あると思いますが、かなりオススメです^^*
まなみんご

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