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何者のmameのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
4.4
リアル。
就活の話だが、実際はSNSや就活を通して見えてくる人間の根底の部分を描いている作品だと思った。
登場人物の心情がこんなにリアルに描かれているのはあまり観たことない。見逃してただけかも?また、そんなところまで気にしてなかったかも。観るのは3回目だが一つ一つのセリフにも食いついて観ている自分がいた。話の最後の方から伏線が回収されるから、一瞬違う話かも思うほどの変わり様。登場人物の様に『就活=社会の見えない波に飲まれる』という感覚は自分の中にもあると思う。
最後にもう一回書くが、SNSや就活を通して観る人間関係、承認欲求、プライドなど全てがリアルだった。朝井リョウの作品をもっと観たくなった。あと、何かをやっている人を裏で批評している人は上に立ちたいだけで、実際に行動している人の方が何倍もすごいと思った。
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